ブランド品のここがすごい

ロレックス・ミルガウスの概要

ロレックス・ミルガウスは1950年代に発電所やレーダー施設等の、強い磁力が発生する現場で活動するプロの為に開発されたモデルです。デイトナやサブマリーナといった有名なモデルとは、比較的知名度が低いものの、現代になってコレクターからの人気も高まっているモデルです。その特徴は、その名の通り極めて高い耐磁性にあります。1000エルステッドという高い防磁性能は現代の時計でも実現が難しいもので、ロレックスの研究や開発の能力、そして技術力の高さをうかがい知れるモデルです。

歴史の古いモデルであり、この当時の、そして現代でも防磁性の高いモデルが限られている中で、独特な魅力を放っています。ミルガウス専用に作られているパーツも多く、用途だけでなく、時計自体も非常に独特な存在です。初代および二代目のヴィンテージモデルは市場流通量は少なく、特に初期のミルガウスは、ロレックス・デイトナのポールニューマンモデルを超える値段で取引された事もありました。初期のミルガウスは現在に至っても、幻とさえ言われる稀少なモデルとなっています。

特にレアリティの高いのが初代モデルで、秒針が稲妻を模したジグザグの形状をしているのが特徴です。イナズマ針とも呼ばれ、初代ミルガウスを象徴する部品となっています。ミルガウスは1989年に生産を修了するものの、2007年に復活。この時、秒針に採用されたのが初代と同じ、ユニークなイナズマ針でした。

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